血圧が高い場合や血圧が高めの場合、禁煙をすると血圧に変化はあるの?

まず、血圧とたばこの関係について説明しましょう。たばこを吸うと、たばこに含まれているニコチンが副腎を刺激することで血圧を高い状態にするホルモンが分泌されるだけでなく、交感神経も興奮させるため、血圧が高い状態になる、という仕組みです。

一般的に、たばこ一服で10~20mmHg、上昇し、その状態が15分続くと言われています。1日に吸うたばこの本数が多ければ、この状態が長くなり、動脈硬化の危険性が高まります。

そうした人が禁煙すれば、不必要な値の上昇、高い状態の継続がなくなりますから、血管も次第に健康を取り戻し、当然変化も出てきます。血圧が高いことを気にして、食事などにも気を配っている場合、喫煙によってその効果が阻害される、ということもあるわけですが、禁煙することによってその阻害要因も除かれるわけですから、変化も現れやすくなります。

中には禁煙したことによって、かえって値が上昇したというケースがないわけではありません。それは禁煙したことによってストレスがたまり、そのために食べ過ぎて太ってしまい、それが値上昇という変化につながったというケースです。

しかし、これはあくまで一時的な変化で、いずれたばこを吸わない状態に順応すればストレスもなくなり、本来の効果である血圧低下が現れます。

(*:注)このページで記載している「血圧が高めの方」「血圧が高い方」の基準は、収縮性血圧が130mmHg以上140mmHg未満の健常人を対象にしています。

血圧 高い 禁煙