血圧が高い時間帯とそうでない時の血圧の変化ってどんなもの?その理由は?

血圧は1日中安定しているわけではありません。時間帯によって、高い時や低い時など、常に変化しています。高い時間帯は、朝目覚めてからスタートします。

起床してから活動を始めてから徐々に血圧は上がります。ちょっとしたストレスや緊張を感じたり、激しい活動(早足で歩く、走る、思い荷物を運ぶなど)や喫煙などでも、高くなってしまいやすいです。

このよう時には、一時的に1日の最高値となることがあります。逆に、リラックスした状況が続くと、その状態の時間帯には低く変化します。これ以外で低く変化する時間帯は、睡眠中です。血圧の上下には交感神経が関係しています。

睡眠中は副交感神経の働きで血圧を下げます。その下がり方は、就寝後緩やかなカーブを描くように下がっていきます。この、交感神経と副交感神経の働きによって、変化するのです。起床後は交感神経の働きで血圧が高い状態になります。

その上がり方は、目が覚める少し前から上昇し始めていき、起床時には、すでに上がっている状態で目が覚めます。日常的に急激に上昇することが多いと、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす危険性があります。胸の動悸が激しくなったり、呼吸が苦しくなったら、横になり休んだり、ゆっくり深呼吸をすることにより、症状を一時的に改善することができます。

(*:注)このページで記載している「血圧が高めの方」「血圧が高い方」の基準は、収縮性血圧が130mmHg以上140mmHg未満の健常人を対象にしています。

血圧 高い 時間帯

血圧が高い人は睡眠中も血圧は高め?睡眠中に血圧の変化はあるの?

睡眠中、血圧がどのくらい変化するのか、そもそも高い人は睡眠しても高いままなのか気になりますね。

血圧は本来、ちょっとしたことで高い状態になったり、低い状態になったりと変化をしています。自律神経である副交感神経と交感神経が、どちらが優位になっているかで、変化をしているのです。そのためストレスや睡眠不足でも高くなってしまいます。

睡眠中はリラックスし、副交感神経が優位に働いているので、血圧は低くなります。朝起きるころになると再び上昇をし始め、起きるときは、高くなっていることが多いです。

ですが、睡眠中であってもなかなか下がらず、むしろ高い状態になってしまうこともあります。睡眠時無呼吸症候群の場合、睡眠をしっかりとっていても、血液の流れが増加していることが多く、交感神経の方が優位になっている可能性があります。寝たのに寝た気持ちがしない場合は、血圧も高いままになっている可能性があるので、睡眠時無呼吸症候群でないかを確認すると良いでしょう。

また、寝ている間は変化がないのに、起きるころになると急激に高くなってしまうことがあります。この場合、高齢者や血液中の血糖値やコレステロール値が多いほど、起きやすくなっています。

(*:注)このページで記載している「血圧が高めの方」「血圧が高い方」の基準は、収縮性血圧が130mmHg以上140mmHg未満の健常人を対象にしています。

血圧 高い 睡眠

血圧が高い場合、運動すると運動の前後で血圧はどのように変化するの?

血圧が高い場合、運動するとその前後でどのように変化するかですが、これはどのような運動をするかにもよりますが、一般的には体を動かしている途中は血圧はさらに上昇します。

体を動かす、筋肉を動かすためには十分な栄養や酸素が必要で、それを送り込むためには高い血圧が必要とされるためです。ですから、もともと高い人が運動をするときには前後の変化に気をつける必要があります。

始める前に医師などと相談することが必要でしょう。体を動かすのは健康によいからなどと軽い気持ちで考えて開始すると、大きな上昇を引き起こして思わぬ事故につながる可能性さえあるからです。

ところが、運動をした後は、一般的には始める前よりも血圧は下がることが多いです。これにはいくつか理由が考えられますが、一つは体を動かすことそのものにより筋肉の緊張感がほぐれることです。これにより下がることが考えられます。

もう一つは、精神的にもリラックスできることです。精神的にリラックスすることで副交感神経優位の状態が作り出され、血管平滑筋が弛緩することにより始める前よりも血圧が下がることが考えられるのです。運動の前後では一般的にこのような変化を見せることが多いです。

(*:注)このページで記載している「血圧が高めの方」「血圧が高い方」の基準は、収縮性血圧が130mmHg以上140mmHg未満の健常人を対象にしています。

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血圧が高い場合や血圧が高めの場合、禁煙をすると血圧に変化はあるの?

まず、血圧とたばこの関係について説明しましょう。たばこを吸うと、たばこに含まれているニコチンが副腎を刺激することで血圧を高い状態にするホルモンが分泌されるだけでなく、交感神経も興奮させるため、血圧が高い状態になる、という仕組みです。

一般的に、たばこ一服で10~20mmHg、上昇し、その状態が15分続くと言われています。1日に吸うたばこの本数が多ければ、この状態が長くなり、動脈硬化の危険性が高まります。

そうした人が禁煙すれば、不必要な値の上昇、高い状態の継続がなくなりますから、血管も次第に健康を取り戻し、当然変化も出てきます。血圧が高いことを気にして、食事などにも気を配っている場合、喫煙によってその効果が阻害される、ということもあるわけですが、禁煙することによってその阻害要因も除かれるわけですから、変化も現れやすくなります。

中には禁煙したことによって、かえって値が上昇したというケースがないわけではありません。それは禁煙したことによってストレスがたまり、そのために食べ過ぎて太ってしまい、それが値上昇という変化につながったというケースです。

しかし、これはあくまで一時的な変化で、いずれたばこを吸わない状態に順応すればストレスもなくなり、本来の効果である血圧低下が現れます。

(*:注)このページで記載している「血圧が高めの方」「血圧が高い方」の基準は、収縮性血圧が130mmHg以上140mmHg未満の健常人を対象にしています。

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血圧が高い人は入浴前後にどんな対策を取ると良い?入浴前後は血圧が変化しやすいのはなぜ?

お風呂は一日の疲れを取ってくれる、リフレッシュ効果のたいへん高いものですが、血圧が高い人はその入浴前後に注意をしなければなりません。

まず、脱衣所がぬくい状態であることが大切です。寒いと血管が収縮し、血圧が上がってしまいます。そして裸になって浴室に入った後も注意が必要です。

いきなり浴槽につかるのではなく、ぬるめのシャワーと足元から順に上へとかけ、まず体を洗って全身をあたためるということです。風呂場に入る前にシャワーを出し、風呂場全体を暖めておくとよいでしょう。

そして、次に浴槽につかるわけですが、ゆっくりと胸元までつかり、あまり深くはつからないほうが良いです。そして長い時間つかるのも血圧上昇の危険があります。本来気持ちのいい入浴タイムですが1つ間違うと急激な上昇、下降の危険性があり、それによって脳や心臓の病気を引き起こすことがあります。

入浴前後に注意を払うことを習慣づければ本来の、とてもよいリラックスタイムにないますから、血圧の高い人は特に気を付けましょう。入浴前後の温度変化と血圧変化に気をつけようということです。一番風呂を避け、脱衣所や風呂場の温度が温く変化した後なら危険性はぐっと減ります。

(*:注)このページで記載している「血圧が高めの方」「血圧が高い方」の基準は、収縮性血圧が130mmHg以上140mmHg未満の健常人を対象にしています。

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